歯磨きの決定的な違いはしているとできている
虫歯が出来たと歯科医院を訪れた人がよく言うのは、ちゃんと歯を磨いているのに虫歯が出来たという主張です。
確かに毎食後、欠かさず磨いている人なら、なぜという思いが強くなるのも無理からぬところでしょう。
では、なぜきちんと歯を磨いてきたのに虫歯になったかというと、決定的な要因は、歯磨きをしているの歯磨きができているとの違いです。
歯磨きをしているという状態とは
歯磨きをしていれば歯は磨けていると考える人がほとんどですが、実際はそうではありません。
きちんと汚れを落とす歯磨きが出来ていないのが、虫歯になる一番の原因ですので、虫歯が出来るのであれば、毎食後歯を磨いていたとしても、汚れを落とす磨き方が出来ていないと言えます。
ちゃんと歯磨きしていたのにという人は、まさにただ歯磨きしていただけの状態だったことに気づくことが大事です
している状態から磨けている状態へ変えるには
歯科医院に行くと、歯科衛生士がその人にあった歯ブラシの硬さを見極め、さらに歯ブラシの持ち方から正しい磨き方まで、いろいろ教えてくれます。
一番理想的なのは歯ブラシを使う前にフロスと呼ばれる糸で、歯と歯の間にある歯茎の隙間に挟まった食べカスを取り除き、さらに歯間ブラシと呼ばれるブラシで食べカスを取り除く方法です。
これらの後、正しいブラッシングによる歯磨きを行えば、はっきり言って一日のうち、寝る前にしっかりと時間をかけて磨くだけでいいでしょう。
毎食後、短時間で歯磨きを終えるより、一日に一度だけ正しい方法で歯磨きを念入りに行うことが、歯が磨けているという状態で、虫歯になりにくくなります。
歯磨き粉はほんの少しでいい
歯科医院に行って歯ブラシ指導を受けたとき、歯磨き粉はこれくらいと教えてくれます。
その量を見て、ほとんどの人がびっくりするでしょう。
ほんの少ししかつけないからです。
これは歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、たくさんつけるとエナメル質がそぎ落とされてしまうためで、中には歯磨き粉を使わず歯磨きをし、最後に口の中をさっぱりさせるのにほんの少し歯磨きを付けて、軽くブラッシングしてゆすぐよう勧める歯科衛生士も少なくありません。
国家資格を持つ歯科衛生士が指導するブラッシング指導に従うかどうかが、虫歯になるかどうかの分かれ道につながります。
いろいろなアイテムを使うのが面倒なら、せめて正しいブラッシング方法だけでもマスターしておくことが大事です。